丸山千枚田の展望台の駐車場はどこ?見頃はいつ?棚田を一望する!

東海地方-三重県

三重県熊野市紀和町にある「丸山千枚田」は、日本最大級の規模を誇る棚田の風景を楽しむことができる場所です。日本の棚田百選にも選ばれています。

「丸山千枚田」はアクセスしやすい場所にあります。無料の駐車場も完備されています。展望台に行く方が必要な駐車場もあります。

一番の見頃は、「虫送り」が開催される夏になりますが、四季折々の風景が広がる 美しい景観は、多くの人を魅了しています。

「丸山千枚田」で実施されているオーナー制度についても情報をまとめてみました。

自然の美しさと地域文化が融合するこの場所で、特別なひと時を体験していただきたいです。

丸山千枚田を一望する展望台

「丸山千枚田」の美しさを最も体感できるのが、展望台からの眺めです。 眼下に広がる幾重にも重なり合う棚田の壮大さに、驚くことと思います。

「丸山千枚田」を一望できる展望台へ行くには、車で御浜町方面から311号線を通り、通り峠登り口のバス停の側にある駐車場に車をとめて前方の道をまっすぐ進むと、「丸山千枚田」の展望台へ行く入り口があります。

展望台までの道のりは、少し急な坂道ですが、頂上にたどり着いた時の感動は格別です 疲れた足のことも、展望台からの雄大な景色を見ればたちまち忘れてしまうでしょう。

展望台からは、棚田だけでなく、遠くの山々や青い空も一望できます。 特に夕暮れ時は、オレンジ色に染まった空と棚田のコントラストが美しく、幻想的な風景が広がります。

展望台からは棚田全体を一望することができ、季節や時間帯によって異なる風景を楽しむことができます。 雄大な自然のパノラマを心ゆくまで楽しんでください。

夜にはきれいな星空を見ることもできます。夏には蛍もみられるそうです。

夜になると本当に真っ暗になるそうです。野生動物などに遭遇するかもしれないので、十分に注意が必要です。

丸山千枚田の見頃はいつ?

「丸山千枚田」の一番の見頃は、なんと言っても一大イベントの「虫送り」が開催される夏になります。毎年多くの人が観光に訪れます。

しかし、「丸山千枚田」は一年を通して様々な風景を見せてくれるので、いつ訪れても美しい景色に出会えます。 それぞれの季節で、魅力的な表情を見せてくれます。

「丸山千枚田」の景色は、四季それぞれで楽しむことができます。春、夏、秋、冬それぞれのシーズンによって異なる魅力を見せてくれますので、各季節ごとの見頃を紹介します。

四季折々の風景が目の前で展開し、春には新緑、夏には青々とした稲穂、秋には黄金色に実った稲穂が広がります。冬には雪が積もった棚田も見ることができます。

「丸山千枚田」は坂道になっているので、歩きやすい靴と体温調節しやすい服装で訪れることをおすすめします。春の水面が映し出す景色や、夏の緑、秋の黄金の稲穂、冬の静かな白銀の世界が訪れる人々を待っています。

「丸山千枚田」を観光する際の滞在時間の目安は、60分〜120分です。また、通り峠道と「丸山千枚田」を歩くと約2時間30分程かかります。

丸山千枚田の春

春になると、「丸山千枚田」は新しい生命で溢れます。3月から5月にかけてのこの時期、 田植えの準備が始まると、田んぼには水が張られ、まるで鏡のように周囲の景色を映し出します。

「丸山千枚田」の「田毎の月」は、棚田に映る月の美しい景観を指しています。満月の夜に棚田一枚一枚に月が映り込む様子を指します。

水を張った棚田が鏡のように機能し、月光を反射します。幾重にも重なる棚田それぞれに月が映ることで、まるで無数の月が存在するかのような幻想的な風景が生まれます。

丸山千枚田の夏

夏の「丸山千枚田」は、緑が濃くなり、生命力みなぎる風景になります。 田植えが終わると、一面緑色の棚田は、太陽の光を浴びて生き生きとした表情を見せます。

緑いっぱいの「丸山千枚田」は、まさに生命の力強さを感じさせてくれます。6月から8月にかけて、稲がすくすくと成長し、棚田が一面の緑に包まれます。

また、「丸山千枚田」では「虫送り」という伝統行事も行われており、昔ながらの農耕文化を現在に伝えています。この行事は田んぼに松明を灯し、幻想的な雰囲気の中で害虫の駆除を目的とした農作業として行われます。

「虫送り」は、単なる害虫駆除のための行事ではなく、五穀豊穣や無病息災を祈願する重要な儀式でもあります。自然と共生する日本の伝統的な精神を表しており、また社会的な結束を強める役割を果たしています。

虫送り行列は誰でも無料で参加できます。キャンドル点灯への参加は当日1本500円でキャンドルを購入し、メッセージを書いて点灯することができます。2024年は6月8日に開催されました。

「丸山千枚田」で毎年行われるこのイベントは、田畑を照らすキャンドルの灯りなどが幻想的な雰囲気を醸し出していて、観光に多くの人々が訪れます。

丸山千枚田の秋

秋の「丸山千枚田」は、黄金色に染まり、収穫の喜びを感じられる風景になります。 稲穂が実り、棚田一面が金色に輝く姿は、まさに圧巻です。 黄金色の「丸山千枚田」は、収穫の喜びと秋の訪れを感じさせてくれます。

9月になると稲穂が実り、収穫の時期が訪れます。米が黒い土の上に淡い黄金色の波のように広がる風景が広がります。2024年は9月14日に稲刈りの集いが開催されました。

秋の夕暮れ時には、赤やオレンジに染まる空と棚田のコントラストがさらに際立ちます。

丸山千枚田の冬

冬の丸山千枚田は、静寂の世界が広がり、幻想的な風景になります。 雪が積もると、白銀の世界に覆われた「丸山千枚田」は、静かで神秘的な美しさを見せてくれます。

雪化粧をした「丸山千枚田」は、冬の厳しい寒さを忘れさせてくれる、幻想的な風景です。

12月から2月にかけて、寒さが増してきますが、景観は独特の美しさを見せます。また、雪が降ると、棚田は雪景色に覆われ、まるで絵画のような風景を作り上げます。

また、「丸山千枚田」では雲海を見ることもできます。ベストシーズンは、主に10月から5月にかけての早朝です。この時期は、朝晩の寒暖差が大きくなるため、雲海が発生しやすくなります。

特に、冷え込みが強い10月中旬以降の雨上がりの寒い日には、朝の6時半から7時半頃に運が良ければ棚田と雲海が織りなす神秘的な景色を見ることができるため、多くの人々がこの期間に訪れます。

これらの季節ごとの見頃を考えると、「丸山千枚田」はいつ訪れても魅力的な場所であることは間違いありません。

丸山千枚田の駐車場とアクセス

丸山千枚田には、無料の駐車場が完備されているので、安心して車で訪れることができます。それぞれの駐車場はあまり広くないようですので、譲り合ってご利用ください。

駐車場

  • 丸山千枚田近くの 県道熊野矢ノ川線脇展望所(4台程度)棚田全体が見渡せる展望台あり。
  • 展望休憩所(6台程度)丸山千枚田を上から見下ろせる展望台あり。
  • 千枚田荘(駐車場有)宿泊交流施設。
  • 県道40号の見晴台(2台程度)通り峠と丸山千枚田展望台へ行くときはここが一番近い。
  • 東屋(上)(6台程度)駐車スペース。
  • 東屋(公衆トイレ付近)(4台程度)駐車スペース。
  • 丸山千枚田条例看板がある付近(1台)
  • 丸山千枚田・通り峠入口バス停付近

    ※全部で10ヶ所程あるようですが、調べられたのは上記8ヶ所でした。
     棚田の内外に点在しているようです。

虫おくり、ツールド熊野などのイベント時は、お車で丸山千枚田内を通行できない場合があります。最新の情報は熊野市の公式ホームページ等をご覧ください。
※料金等については変更されている場合がありますので、お出かけの際は問い合わせ先にご確認ください。

熊野市公式ホームページはこちらから

アクセス

車でのアクセス
熊野市街から国道42号、国道311号を経由し風伝トンネルを抜けたら右折し県道40号を進む。
熊野市駅より車で約30分
(大型バス通行不可)

公共交通機関でのアクセス
バス
JR熊野市駅前⇒熊野古道瀞流荘線(瀞流荘方面)⇒千枚田・通り峠入口バス⇒徒歩30分
※バスの便数が限られますので事前に必ず時刻表をご確認ください。

【熊野古道瀞流荘線】運行時刻表はこちらから

丸山千枚田のオーナー制度について

「丸山千枚田」ではオーナー制度が実施され、毎年100組以上のオーナーが登録しています。年間を通じて稲作体験や各種イベントが開催されています。

オーナー期間は4月1日〜翌年の3月31日になります。

オーナー制度は棚田の管理や収穫体験などに参加することができ、農業の大切さを肌で感じることができる貴重な機会となります。地元の伝統農業を直接体験し、その重要性を実感することができます。

さらに、「丸山千枚田保存会」が中心となり、棚田の保全活動も行われており、地元住民がその文化を未来へとつなげるために努力しています。

このように、「丸山千枚田」はただの観光地ではなく、地域文化や自然と触れ合うことができる場所でもあります。

「丸山千枚田」のオーナー制度に申し込むための手続きは、公式ウェブサイトから申込用紙をダウンロードするか、熊野市ふるさと振興公社に直接連絡して取り寄せます。

年会費(30,000円)がかかります。この会費は「丸山千枚田」の景観維持と保全のために使用されます。

申し込みについて不明点がある場合は、(熊野市地域振興課)まで直接お問い合わせが可能です。

電話番号 0597-97-1113

公式ホームページはこちらから

丸山千枚田の概要

「丸山千枚田」は、三重県熊野市紀和町丸山地区にある日本最大級の棚田です。

白倉山の南西斜面を利用した棚田群は高低差160 mの谷合に、約1,340枚の田んぼが幾重にも重なり合う景観が日本一とも称され、日本の棚田百選にも選ばれています。 

1601年(慶長6年)の記録では2,240枚の田があったとされています。昭和40年代半ばから50年代にかけて、稲作転換政策や過疎化により530枚まで減少しました。

平成5年(1993年)に地元住民が「丸山千枚田保存会」を結成し、復田活動を開始。4年間で810枚の田を復元し、現在の1,340枚という規模になりました。

1枚あたりの平均面積は約10坪と小さく、ほとんどが手作業で管理されています。 棚田の景観は自然と調和し、四季折々の美しい風景を楽しめます。

平成6年(1994年)に熊野市で全国初の千枚田条例が制定され、市全体で保護に努めています。

まとめ

この記事では、三重県熊野市紀和町にある「丸山千枚田」の魅力について、展望台からの眺め、見頃、駐車場情報、アクセスなどを詳しくご紹介しました。

「丸山千枚田」は、ただの観光地ではなく、自然の中での癒やしと学びの場でもあります。先人の知恵と努力が生み出した文化遺産であり、地域の人々の熱意によって守られ続けている貴重な場所です。

「丸山千枚田」は、訪れる人々に素晴らしい自然や文化を体験させてくれるスポットです。展望台からの風景を楽しみながら、四季折々で見頃を楽しむことができ、思い出を作ることができます。

自然の美しさと地域の歴史が融合したこの場所をぜひ訪れてみてください。

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