長良川の花火大会を金華山から観賞する方法をご紹介します。
例年多くの人で賑わうこの花火大会を、岐阜市のシンボルである金華山から鑑賞することができます。
花火大会当日は多くの人が金華山を目指すため、ロープウェイの営業時間や混雑状況、駐車場の確保など事前に知っておくべき情報がたくさんあります。
金華山は花火鑑賞だけでなく、観光スポットの「岐阜城」や「金華山リス村」などがあり、自然豊かな登山コースも複数あるので見どころも満載です。
長良川の花火大会を金華山から観る計画を立てる際に役立つ情報をまとめました。観光と花火鑑賞を一度に楽しめる金華山の魅力をお伝えします。
長良川の花火大会を金華山から観る!
長良川の花火大会は毎年8月頃に開催されています。長良川の花火大会は金華山から鑑賞することができます。
金華山からの眺めは格別で、長良川に打ち上がる花火を山頂から一望できます。通常の観覧席とは違い、金華山からは花火と岐阜市の夜景が同時に楽しめるので、贅沢なビュースポットです。
山頂まではロープウェイが運行しており、気軽にアクセスできるのも魅力です。毎年多くの人が訪れるため、良い場所で鑑賞する為には、早めに到着したいところです。
人気のスポットのため、展望台には人数制限があるので、早めに到着する必要があります。
岐阜城前の場所からも花火を観賞できます。こちらも混み合いますので、早めに到着して場所取りをする必要があると思います。
レジャーシートや折りたたみイスを持参すると快適に過ごせますし、夏の夜でも山頂は意外と涼しくなるので、軽い上着があると安心です。
また、飲み物や軽食を持参するのもおすすめです。ただし、ゴミはキチンと持ち帰りましょう。
【2025年の開催予定】 2025年8月9日(土)時間未定
※小雨決行。ただし、荒天、増水時は2025年8月23日(土)に延期。
※8月23日が開催できなかった際は再延期なし。
(会場) 岐阜市長良川河畔、長良橋下流~金華橋上流
(観覧エリア)川の北側
(打上げ会場) 川の南側中州
問い合わせ先
※大会全般に関する問合せ(ハローダイヤル)
TEL:050-5542-8600(9:00~20:00、8月31日(日)まで)
金華山は、長良川の花火大会の際には、絶好の花火鑑賞スポットとなります。
金華山のロープウェイの営業時間は?
金華山ロープウェイは通常9:00から17:00まで運行しています。花火大会の日は特別延長営業を行うことが多く、最終下りは22:00頃になることもあります。
長良川の花火大会を金華山から観賞する予定の方は、公式ホームページで最新の営業時間を確認しておくことをお勧めします。
通常期の金華山ロープウェイは15分間隔で運行していますが、花火大会の終了後は下山客が集中するため、待ち時間が発生する可能性があります。
帰りの混雑を避けたい方は、花火の終了前に下山するか、最終便の時間に余裕を持って行動しましょう。
具体的な時間は、その年の花火大会の日程や混雑状況によって変わるので、事前に公式ホームページで確認するようにしましょう。
長良川の花火大会の当日は、花火開始の3〜4時間前に金華山ロープウェイに到着することをお勧めします。特に午後4時以降は急激に混雑が増すため、それより前に山頂へ到着できれば、ゆっくりと場所取りができます。
金華山からの帰りは、花火終了後に一斉に下山客が集中します。花火の最後を少し見送ってから移動するか、反対に少し早めに下山を始める選択が有効です。
また、事前に金華山を徒歩で下山するルートも調査しておくと、非常時の際に役立ちます。長良川の花火大会を最高の環境で楽しむためにも、混雑対策は必須です。
金華山は、地元の小学生が遠足で利用している登山コースもありますが、おすすめは「七曲り登山道(大手道)」です。
登山コースの中では、最も整備されたコースで道幅が広く初心者向けです。岐阜公園南側から始まり、緩やかな坂道が続きます。(距離/ 約1.9km)(所要時間/約60分)
ただし、夜間の下山は危険を伴うため十分に注意する必要があります。花火大会を最後まで楽しむためにも、時間に余裕を持って行動するように心がけましょう。
金華山の観光スポット
金華山は、自然豊かな山中に歴史的な建造物や史跡が点在する、魅力的な観光スポットです。
金華山の山頂に位置する「岐阜城」は、斎藤道三・織田信長ゆかりの金華山一帯は平成23年(2011年)に「岐阜城跡」として国史跡に指定されています。
「岐阜城歴史博物館」も併設されており、歴史好きの方には特におすすめのスポットです。長良川と岐阜市街を一望できる眺めは、観光客に人気です。
「岐阜城」からは、長良川や岐阜市の街並みを一望できます。天守閣からの眺めは絶景で、歴史を感じながら景色を楽しむことができます。
開館時間/通常 9:30~17:30(10月17日~3月15日までは16:30までの営業)
元旦のみ6:30~16:30※期間限定で夜間営業有休業日年中無休
(ロープウェーについては定期点検がある場合があります)
入場料/大人200円、小中学生100円、30名以上2割引
市内中心部にあるにもかかわらず今なお自然が残る金華山は国有林・鳥獣保護区として保護され、山頂までの遊歩道が整備され登山コースとしても親しまれています。
登山コースも初心者用から上級者用まで複数あります。
「ぎふ金華山リス村」では、野生のリスを間近で観察できます。金華山ロープウェー山頂駅のすぐ近くにある人気の動物園です。
4歳以上から餌やり体験可能で、飼育員が皮手袋の上にエサを乗せ、間近でリスを観察できます。
営業時間 /9:30~16:30(最終入村16:15)
入村料/大人400円、小人300円(ロープウェー往復乗車券提示で100円割引)

金華山へのアクセスと駐車場
金華山へのアクセスは複数あります。金華山ロープウェイの乗り場までのアクセスも考慮し、公共交通機関を利用すると駐車場探しの手間が省けます。
長良川の花火大会の日は、周辺道路や駐車場が大変混雑します。公共交通機関を利用するのがおすすめです。
アクセス
【公共交通機関を利用する場合】
JR岐阜駅からのアクセス
バス/中央北口バスターミナル(12番)(13番)乗り場から乗車
バス停「岐阜公園・岐阜城」で下車/バス停から徒歩約3分でロープウェー乗り場に到着
(所要時間)約15分/(運賃)230円
名鉄岐阜駅からのアクセス
バス/地下道をくぐり抜けて道路向かい側(4番)乗り場から乗車
バス停「岐阜公園・岐阜城」で下車/ バス停から徒歩約3分でロープウェー乗り場に到着
(所要時間)約15分/(運賃)230円
「JR岐阜11番乗り場」「名鉄岐阜 4番乗り場」からのいずれかに乗車
- [市内ループ左まわり] JR岐阜
- [清流ループ] JR岐阜
(所要時間)約15分/(運賃)230円
「岐阜公園歴史博物館前」下車、徒歩約3分
【車で行く場合】
- 名神高速「岐阜羽島I.C」より 岐阜環状線経由 約40分
- 東海北陸自動車道「一宮木曽川I.C」より 名岐バイパス経由 約25分
- 東海北陸自動車道「岐阜各務原I.C」より 名岐バイパス経由 約20分
駐車場
車で訪れる場合、金華山周辺には複数の駐車場があります。ただし、花火大会当日は非常に混雑し、早朝から満車になることがあります。金華山ロープウェイ乗り場近くの駐車場は特に人気が高いため、できるだけ早めの到着が望ましいです。
【岐阜公園堤外駐車場第1】
(料金1回310円/1時間無料)岐阜公園まで徒歩1分、金華山ロープウェイ乗り場まで徒歩2分
ロープウェイにもっとも近い駐車場ですが、有料でも満車になってしまうことも多いそうです。
登山コース「めい想の小径登り口」にも近い場所に位置しています。
収容台数 143台
営業時間 8:30~21:00
※時期によって変動あり
車両制限 高さ2.2m
料金は改訂されている場合があります。
【岐阜公園堤外駐車場第2】
(料金1回310円/1時間無料)岐阜公園まで徒歩1分、金華山ロープウェイ乗り場まで徒歩4分
岐阜公園堤外駐車場第1と比べると規模が小さいですが、場所はこちらの方が分かりやすく、ロープウェイまでも徒歩圏内です。
収容台数 36台
営業時間 8:30~21:00
※時期によって変動あり
車両制限 高さ2.3m
料金は改訂されている場合があります。
【鏡岩緑地駐車場(岐阜公園第3駐車場)】
営業時間24時間料金無料
収容台数279台
【岩戸公園駐車場】
岩戸公園を挟むように北と南に駐車場があります。金華山に近いのは北側駐車場です。
岩戸公園駐車場(南側)/80台
岩戸公園北側駐車場/30台
駐車料金/無料
金華山の概要
岐阜県岐阜市にある金華山は、標高329mの自然豊かな低山です。天然林が9割以上を占め、野生動物や野鳥が多く生息しています。
金華山は暖温帯系の照葉樹林(ツブラジイ・アラカシ等)が多く、特にツブラジイについては、開花時期(5月上旬)に金色に光り輝くことから金華山の名前の由来となったとも言われています。
金華山には、山頂付近に「岐阜城」がそびえ立ちます。戦国時代には、織田信長が斎藤道三から稲葉山城を奪い、その後、城の名前を「岐阜城」に改めました。
また、金華山は登山初心者でも登りやすい山としても知られています。山頂までは、複数の登山ルートがあり、体力や時間に合わせたコースを選ぶことができます。
「日本夜景遺産」にも認定された金華山からの夜景は、岐阜市内でも特に人気のある観光スポットです。山頂からは長良川沿いの明かりがリボンのように伸び、岐阜市のきらびやかな夜景を一望できます。
「岐阜の宝石箱」とも呼ばれる金華山の夜景スポットでは、長良川流域から名古屋方面まで見渡せる大パノラマが魅力です。特に晴れた日の夜は視界が良く、遠くの街の明かりまでくっきりと見えます。
まとめ
この記事では、長良川の花火大会を金華山から楽しむ方法について解説しました。
長良川の花火大会を、標高329メートルの金華山から鑑賞すると、花火と岐阜の夜景が同時に楽しめます。ただし、人気スポットなので事前によく計画をたてておきましょう。
長良川の花火大会を良い場所で鑑賞するには、3〜4時間前に到着し、余裕を持って場所取りをすることが快適に過ごすコツです。
金華山ロープウェイは花火大会当日に延長運行されることが多いですが、混雑必至のため早めの行動がおすすめです。
金華山には「岐阜城」や「ぎふ金華山リス村」など観光スポットも充実しているので、花火大会の前に山内を巡るのも楽しみ方の一つです。
長良川の花火大会を金華山から観ると、夏の思い出になることは間違いありません。混雑を避けるコツを押さえて、ぜひ金華山からの花火鑑賞をお楽しみください。
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