岐阜県本巣市にある「根尾谷淡墨桜」は、樹齢1500年以上とされ、淡い墨のような花を咲かせることからその名がつきました。
開花シーズンには1日8,000人近くが訪れ、岐阜県内でも有数のお花見スポットです。ライトアップされた夜桜も幻想的な美しさでおすすめです。
毎年多くの人がその美しい姿をひと目見ようと訪れますが、できれば混雑を避けたいとおもわれている筈です。
そこで今回は、屋台の情報や、開花状況、見頃の時期、混雑回避をして「根尾谷淡墨桜」を訪れる方法など、「根尾谷淡墨桜」の鑑賞に役立つ情報をご紹介します。
満開の「根尾谷淡墨桜」を楽しむための参考にしてください。
根尾谷淡墨桜周辺の屋台の出店情報
「根尾谷淡墨桜」の周辺では、開花期間中に屋台が出店します。屋台は主に午前10時頃から夜21時頃まで営業しており、伝統的な日本のお祭り食や地元の特産品などが楽しめます。
ライトアップ期間中も営業しているため、夜桜を楽しみながら屋台のグルメを楽しむことができます。ただし、早朝や夜遅くは営業していない場合もあるため、訪問前に時間を確認することをお勧めします。
根尾谷淡墨桜周辺や淡墨公園の近くでは、毎年多くの観光客が訪れるため、手軽に楽しめる地元の特産品や軽食、飲み物を販売する店が見られ、訪れた人々は「根尾谷淡墨桜」を楽しみながら食事を取ることができます。
焼きそば、たこ焼き、フランクフルト、イカ焼き、チョコバナナなど、定番の屋台グルメはもちろんのこと、岐阜県の特産品や、焼き鳥、里芋餅、桜ソフトクリームなど、家族や友人と一緒に楽しむことができるものがいろいろ出店しています。
ただし、屋台の出店状況は年によって異なります。天候の影響などで出店が中止になることもあるため、具体的な出店情報については、事前にSNSなどで、最新情報を確認することをおすすめします。

根尾谷淡墨桜の開花状況の確認
「根尾谷淡墨桜を見に行くぞ!」と決意したら、気になるのは開花状況です。せっかく行くなら、満開の姿を拝みたいものです。
「根尾谷淡墨桜」の開花状況は、気温や天候によって左右されるため、訪れる際には最新情報をチェックすることをお勧めします。
例年、3月下旬から4月上旬にかけて開花が始まりますが、気象条件によっては早まったり遅れたりします。そのため、こまめに情報を収集し、ベストなタイミングを狙って訪れることをおすすめします。
「根尾谷淡墨桜」の開花状況は、インターネットで簡単に確認できます。公式ホームページでは、現在の開花状況をライブカメラで掲載しているので、ぜひ参考にしてください。また、電話で問い合わせることも可能です。
ライブカメラはこちらから
自動応答ダイヤルでのご案内 058-323-0880
根尾谷淡墨桜の見頃
いつ行けば満開の根尾谷淡墨桜が見られるのかは、多くの方が気にかけていることです。
「根尾谷淡墨桜」の見頃は例年、4月上旬から中旬にかけてが見頃となり、この時期には多くの人々が訪れます。見頃の時期は、桜の状態や天気の影響を受けて変動しますので、前もって確認すると安心です。
特に満開の時期は4月3日から4月7日の間が有力視されています。この時期には「根尾谷淡墨桜」の花が美しく開花し、色の変化が見られるのも特徴です。
「根尾谷淡墨桜」は蕾のときは薄いピンク、満開に至っては白色、散りぎわには特異の淡い墨色になります。淡墨桜の名はこの散りぎわの花びらの色にちなんでいます。
ただし、見頃はあくまでも目安です。開花時期は気候によって変動するため、事前に開花状況を確認しておくことをおすすめします。公式ホームページや電話で最新の情報をチェックしておきましょう。
また、淡墨公園では夜桜の鑑賞も楽しめます。特に2025年には、3月14日から4月20日の期間中、夜のライトアップが予定されていますので、日中だけでなく夜の桜も楽しむことができます。

根尾谷淡墨桜へ混雑回避して見に行く方法
毎年多くの観光客で賑わう「根尾谷淡墨桜」ですが、混雑を避けてゆっくりと鑑賞したい筈です。 そこでここでは、公共交通機関を利用する場合と、車を利用する場合に分けて、混雑回避をして「根尾谷淡墨桜」へ行く方法をご紹介します。
「根尾谷淡墨桜」を混雑回避しながら楽しむには、訪れる時間帯と曜日を選ぶことが重要です。平日の朝早くや夕方は混雑が少なく、比較的ゆっくりと観賞できます。特に早朝は人が少なく、静かに「根尾谷淡墨桜」を楽しむことができます。
週末や祝日は多くの観光客で賑わいますので、これらは避けたほうが良いでしょう。
根尾谷淡墨桜へ公共交通機関を利用する場合
公共交通機関での移動は、駐車場の心配が不要で、環境にも優しい選択です。混雑回避をして「根尾谷淡墨桜」を楽しむことで、余裕をもって過ごすことができます。
朝早くの電車やバスは比較的空いていることが多いのですが、運行本数が少ないため早めの出発がおすすめです。
利用することになる樽見鉄道では、桜の美しい季節に運行される桜ダイヤという特別ダイヤがあります。「大垣駅」〜「樽見駅」を結ぶ路線で、例年3月下旬から4月上旬に実施されます。
養老鉄道「大垣駅」から「根尾谷淡墨桜」の最寄り駅である樽見鉄道「樽見駅」までは約1時間です。「樽見駅」からは徒歩で約15分ほどかかります。
樽見鉄道には、「根尾谷淡墨桜」以外にも谷汲口駅という駅自体が桜に囲まれている駅があり、桜のトンネルの中の駅と電車を合わせて鑑賞できます。
また、谷汲口駅からバスで10数分いったところには「谷汲山華厳寺」という東海地方で有数の桜の名所があります。時間に余裕があれば、帰りに寄り道をすると楽しめると思います。
混雑回避をするためにおすすめなのは、【平日の早朝に根尾谷淡墨桜を訪れること】です。平日の早朝は人も少なく、静寂の中で「根尾谷淡墨桜」をゆっくりと鑑賞できます。
また、公共交通機関を利用する場合は、事前に時刻表を確認しておくことが必要です。

根尾谷淡墨桜へ車を利用する場合
車を利用する場合、桜の開花時期には周辺道路が大変混雑し、駐車場待ちの車が長い列を作ることもあります。
駐車場待ちの渋滞の混雑回避をするためには、【平日の早朝に根尾谷淡墨桜に到着するように出発する】ことをおすすめします。
朝早くは駐車場も空いており、駐車の為の渋滞に巻き込まれずに駐車できます。また、開花時期には臨時駐車場も設置されますので、事前に情報を収集しておくと良いでしょう。
アクセス
- 東海環状自動車道 大野神戸ICから約40分
- 東海環状自動車道 山県ICから約40分
- 名神高速道路 岐阜羽島ICから約1時間20分
- 東海北陸自動車道 岐阜各務原ICから約1時間20分
根尾地域にはガソリンスタンドが1つありますが、日曜定休のためご注意ください
淡墨公園マップはこちらから
根尾谷淡墨桜の概要
日本3大桜の一つで国の天然記念物に指定されている岐阜県本巣市にある「根尾谷淡墨桜」は、樹齢1500年以上とされ樹高約16m、幹囲は約10mの名桜は四方に25m以上枝を伸ばすエドヒガン桜の巨木です。
蕾から花が咲き、やがて散ってしまうまでの間、淡いピンクから白を経て、散りぎわには薄墨のような色へと変化していくことから、「淡墨桜」と名付けられました。1シーズンでさまざまな色の花びらを鑑賞できるのは非常に珍しいことだそうです。
淡墨公園(根尾谷淡墨桜) | |
営業期間 営業時間 | 年中無休 24時間 |
ライトアップ 開催期間 点灯時間 | 令和7年3月14日(金)から令和7年4月20日(日)まで 午後6時40分から午後9時まで |
所在地 | 〒501-1524 岐阜県本巣市根尾板所995 |
駐車場使用料金 (状況により変更の場合あり) | 無料 桜開花期間中のみ有料、 普通車及び軽自動車500円、二輪車200円、マイクロバス1000円、大型観光バス2000円 |
「根尾谷淡墨桜」は長い歴史の中で幾度も危機的状況に陥りましたが、人々の努力によって守られてきました。
昭和23年国の調査で3年以内に枯死と判断されましたが、歯科医師の前田利行氏が山桜の根を接木して再生させました。
クローンは「系統保存木」と呼ばれ、「根尾谷淡墨桜」と同じ遺伝形質を持つ「1世」です。DNAが同じで、淡い墨色の花びらなどの特徴を維持していると考えられています。
2021年(令和3年)時点で淡墨公園内のサクラのうち1.3%が「根尾谷淡墨桜」の「系統保存木」だそうです。
一方、「桜守(さくらもり)」として知られる造園家の佐野藤右衛門さん(93)が34年前に淡墨桜のそばで採取した種を京都に持ち帰って育てた苗木は、親子関係にあたる「2世」として住民有志が全国に広めているそうです。
まとめ
この記事では、岐阜県の「根尾谷淡墨桜」を混雑回避して楽しむための情報をまとめました。
「根尾谷淡墨桜」は、例年4月上旬から中旬にかけて見頃を迎えます。混雑回避するには、公共交通機関を利用する場合も平日の早朝に、車を利用する場合も平日の早朝に出発し、時間に余裕を持って到着することが大切です。
開花状況は公式ホームページや電話で確認することができます。見頃時期には屋台も出店し、「根尾谷淡墨桜」周辺は多くの人で賑わいます。
1500年以上もの間、人々に愛されてきた「根尾谷淡墨桜」の美しい花を咲かせる姿は、見る人に感動を与えてくれます。
ぜひ今回の記事を参考にしていただき、混雑回避しながら、「根尾谷淡墨桜」をゆっくり鑑賞してきてください。
コメント